ヘリテージマネージャー養成講座での演習として、
これから実際に文化財の登録をするための実測調査を
講習を受講している方々といっしょに行いました。
場所は、佐用町にある石堂邸。昭和初期建築の大庄屋である建物は、
江戸時代の生活様式が残っている茅葺きの建物です。
先の増水により、地域風景や財産の保存の意識が高まるということも
ありますが、ピンチがチャンスになることもあるのだと思います。
とにかく大きな建物なので、建物ごとに担当分けを行い実測。
写真もたくさん撮りました。
こういった、庄屋や豪商の建築物には、建物の立地や配置、関係性にも、
自然環境をうまく取り入れたり、そのころの生活習慣がうまくかたちに
現れている典型的な様式でもあるので、勉強になります。
来月にまた行きます。
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