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神戸市にある建築設計事務所の仕事と日常を発信/一級建築士
by やまもとこうじ
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その街、そのひと、その建築
その街、そのひと、その建築_f0220188_1623082.jpg


「その街のこども」というドラマをご存じですか?

阪神・淡路大震災からちょうど15年目にあたる2010年1月17日に

NHKで放送されたドラマです。

物語は、震災でもっとも被害の大きかった地域、神戸は東灘区、灘区

中央区を中心に、追悼のつどいに参加するため、二人の主人公

(森山未來と佐藤江梨子)が、一緒に歩くことになり、震災15年目の朝を

共に迎えることとなります。

こどもの頃に震災を体験したふたりは、それぞれ違う事情を抱きながら故郷に

戻る途中に知り合った二人が、心の奥にある震災に対する思い、過去を交えながら

追悼のつどいに参加するまでの歩く軌跡を描いた物語。

だそう。

と、書きましたが、僕はうっかり見逃してしまいました。録画した人もおらへんかーっと

探しましたが、すでに削除したりだったりで、みれませんでした。

友達に絶賛され良かったと教えられ、ずっと心残りでした。

ドラマ中には近所の風景や見慣れた景色も映り、地元贔屓目ではありますが、

外からみた地元は?というのも気になる所もあり、うれしく感じます。

そのドラマが、劇場版として映画館で上映されるようです。

神戸では11/20~シネリーブル神戸で。

放映直後から、再放送せんやろか?と、ブログ何かをみていると

結構話題になってましたが、劇場版として上映されるとは。

前代未聞だそうです。

といいながら、ドラマ見逃したんやけど。。。

しかも、はじめて知りましたが、脚本が渡辺あやでした。

ジョゼと虎と魚たち、約三十の嘘、メゾン・ド・ヒミコ、天然コケッコー、とか

僕の好きな映画も多く手がけています。

さらに興味を持ったひとつに、勇二(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)という

他人である人物を役で演じながら、神戸で育って実際に震災を体験したふたりが、

その記憶を踏まえつつ、神戸で演じ、神戸を映し、ドラマでありながら

一瞬ドキュメンタリーと見間違えるような映像だったことでした。

私が震災を受けたのは、高校2年生の冬でした。ふたりは私よりちょっと年下で、

予告編はほんっと少しの映像ですが、その映像を見ただけで、

何か共感する部分を感じました。

その感覚をうまく言葉や文章で表現することが出来ないのが残念ですが、

その共感には間違いはないです。地震が、いや自信があります。

そして今後も持ち続けることでしょう。

普段は、阪神・淡路大震災という事に対して少し距離を持ちながらも、

そしてクールにも対応しながらも、いざ正面に向かい合うと、妙に身体の内から

沸き上がってくる感情は、いつも何だっ、と思いつつ、あつーくなる事を思い出される。

その時育った若者なら、なんとなくわかるはず。

そんな事が、映像から垣間見えました。

私自身、建築という道を選んだことの理由のひとつに阪神・淡路大震災という

出来事が深く心に刻まれています。原点だといっても過言は無いと思います。

むしろ、震災というものを真摯に受け止めることが自身の絶対であることが、

その人生の先の延長線上にある建築と、いつも真摯に向き合うことが出来る。

そこには、妥協や甘えはありません。(そこでの葛藤はよくありますが)

素直に、そして時には禁欲的に私を気付かせてくれる。

人間の人生の考え方を変えるような震災を受けたふたりは、どんな思いを

抱えながらドラマに出演したんだろうと考えます。役は他人を演じながらも

その背景には、体験し、その人間をかたち造った記憶を呼び起こしながらの

演技なのかなんなのか?とてもナイーブな役どころで、ドラマだと思います。

何度も言うようですが、みてません。再放送も何度かされてますが

見逃してしまいました。(ドラマの公式サイト)

1時間ちょいの短いドラマだったんですが、劇場版では再編集されてるようです。

ぜったい見ます。

ちょっと思いあまって長うなりました。





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by yamamoto-archi | 2010-09-23 16:10 | ::設計の考え方
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