「ロスト・イン・トランスレーション」の時もそうだったけど、
華やかな生活を描いているはずなのに、空虚に見えるし、
さびしげに見える。そして滑稽に見えてくる。
たんたんと映像は続いていくけど、なぜか見入ってしまう。
そんなやわらかさと絶妙なバランスがよかった。
余白部分でいろんなことを想像させるような、ふわりとした
ストーリー展開はひきつけます。
あらすじだけを読むとつまんなく思うけど、
ノンフィクションっぽいのと、
独特のリズムと、アプローチの仕方が新鮮で見ていて
すっーと伝わる感じがいい。
「SOMEWHERE」
監督:ソフィア・コッポラ
出演:スティーブン・ドーフ
:エル・ファニング
神戸国際松竹にて