ジブリの映画「コクリコ坂から」の原作が、なかよしに連載されていたというのは、
周知のはなし。
実際、読んでみると、面白く読むにはかなりの読解力と相当な想像力が必要なのでは?
少女漫画を読むための下地というか基礎知識が結構いるような気がする。
まず、顔で誰かがなかなか判別できない。(翼くんと岬くんはすぐわかるが)
ちょっとしたオチにも気を付けなければならない。多々…
ちょっと宮崎駿、吾朗になりきって、ぴよっとついばんでみると。
いままでのジブリにある魔法的なものはなく、リアルに人間が浮き上がってくる。
思えば僕は「耳をすませば」が好きなことを思い出した。
あの映画も坂が魅力的だ。坂をまっすぐに上れば、自然に上を向くし、
下を向いてなんていられない。いっしょうけんめいな姿は、何か自分の昔を
思い出させてくれる。決して登場人物は美化された存在ではない。
自分もそうだったな。そう生きたいなあと感じさせてくれる。
そういえば映画 まだやってるのかな。