神戸市にある建築設計事務所の仕事と日常を発信/一級建築士
by やまもとこうじ
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映画をみてなぜ悪い!
園子温が17年前に脚本を書いた作品であるそうだ。

地獄でなぜ悪い

自主映画を撮っていた時代の視点と情熱がありありと見て取れる映画だった。

自分を投じている、映画を撮りたくて仕方ない情熱が

長谷川博己演じる平田純から途中から壊れたように

スクリーンに押し出される。だからと言って独壇場ではない。

あらゆるパワーのベクトルが飛びまくっている。めちゃくちゃな映画だった。

ほとんどコントにしか見えない笑える。ファンになるよこれは。

神戸国際松竹にて

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by yamamoto-archi | 2013-10-12 16:02 | +映画のある日常 | Comments(0)
スタジオジブリ「風立ちぬ」
スタジオジブリの宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」をみました。

観賞したタイミングとしては、批評、反論、評価、問題視された論調

映画に隠された宮崎駿監督のメッセージを読みとく記事が

一通り出た後の、また、監督が引退を表明する前という時期でした。

みる前にこれだけの情報が入ってくると、

ややこしい映画なのかと身構えてしまう一方、

建築設計という僕の職業と共通した、「ものづくり」という観点から

シンプルに感動したという意見まで、なかなか想像に難しい映画なのかな

という思いでした。

で、実際みた感想は。

というと、2つあります。

岡田斗司夫氏のブログレポートにある

『風立ちぬ』は宮崎駿の作家性が強い「残酷で恐ろしくて美しい映画」

というのが、いちばん自分にピントが合った解説に感じました。

アニメの特性上、映像、画面のすべてを描かなくてはいけない以上、

そこに何らかの監督のメッセージが入り込むわけで、

逆にそれが観賞する我々の立場からみると、

監督からの何らかのメッセージがあるのでは?

と深読みする場合も大いにあり、

どこかに宮崎駿の本当のメッセージが隠れているのではないかと、

本物の、はやお探しが始まる。

その、あるかも、ないかも、しれないメッセージをいちいち拾っていくと、

様々な批評、論議が巻き上がるのは、あたりまえだと。

もちろん、スタジオジブリ、宮崎駿氏の、映画そのものの作品の物語、

つくり込み、映像、演出、設定がすばらしいのはあたりまえで、

また、その氏が発するメディア力も相当なわけで。

戦争賛美という批判なんてその最たるものだと思う。

そして、もう一つの感想は、

ただ僕の観賞した時のおかれた心境に瞬間的にマッチした

シーンがあり、そこが世間一般に聞こえた感動シーンにはなかった部分だったので、

ああ、自分と映画を重ねあわせて、フォーカスが合ったシーンに感動するのだなあと。

思ったんです。

ただ、世間的にはその重ねあわせたくなるようなシーンの情報量が、

半端なく多いのがこの映画の感動する(泣くだけない感動)一番の要因なのかも。

語りたくなる一番の要因なのかも。

(僕もこうやって素人なりに書きたくなる)

前記、岡田斗司夫氏のブログレポート内にもある、

「あらゆる物事で感動するというのは罪悪感が解消されるからなんです。」

という意見にも納得。

あと、戦闘機好き、ゼロ戦好き、歴史好き、伝記好き、が意外と多いのよねー。とか

プラス、ジブリ好き、恋愛もの。

結構玉虫色の映画だと感じるな。人生と同じで。

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海外用ポスターと思われるパンフレット裏表紙
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by yamamoto-archi | 2013-09-06 10:33 | +映画のある日常 | Comments(0)
希望の国
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希望の国

3.11以後、ナガシマ、県で起こった地震原発メルトダウンを描いた映画。

といっても、不可抗力的に起こる物事に、家族が、3組の男女がそれぞれ答えを

もとめて、苦悩する家族を中心に展開される。

この不可抗力が、敷地内に現れる避難区域と、そうでない区域を示す

バリケード=杭が外と内とに、シンボル的に描写される。対比されている。

地方に多い高齢化の進んだ地域の、老人力のすごさ、高齢者が強く逞しく

描かれているのも、心に響く、そして若者たちも地震を乗り越えようとし、

鍛えられ、頼もしくなり、巣立っていく。まさしく「希望の国」

主人公、夏八木勲が演じる泰彦の妻、痴呆が始まっている智恵子の口癖、

「うちにかえろうよー。」という言葉が、この映画での隠喩されているよう

印象的で。響く。

そして、映画の終わりに、大きく「希望の国」のタイトルが打ち出される。

これが、希望があるのかないのか。なんのための希望か?……

ただ、力強くある。観客によるが、決してネガティブにはならない。

シネリーブル梅田にて
園子温監督
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by yamamoto-archi | 2012-10-30 11:18 | +映画のある日常 | Comments(0)
おおかみこどもの雨と雪
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かつてないほどの涙とともに、鑑賞した“おおかみこどもの雨と雪”

>http://www.ookamikodomo.jp/index.html

こどもが細かいニュアンスを読み取れずはずもなく、大人のための映画と実感。

私が好きなった人はおおかみおとこでした。

という、若干大人が見る映画としては、引く人もいるだろうというのを

まるっきり裏切られ、そんなことはどうでもいいくらいに感動した。

むしろ、

クスリと笑える場面であったり、おおかみおとこであるが故の葛藤であったり、

おおかみおとこであることが、ストーリーに旨味がたされ、ほどよい

エッセンスになっててよかった。

原作・監督・脚本:細田守
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by yamamoto-archi | 2012-10-12 16:57 | +映画のある日常 | Comments(0)
へルタースケルター
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見ていると、沢尻エリカ本人のことでは?と錯覚していまうようなほどの

圧倒的な沢尻エリカのがんばりようだった。

ストーリーだけをさら~と流すと、なんてことのないよくありそうな話ともいえる。

ただ、岡崎京子の独創的、劇的な原作と、蜷川実花監督の独創性、色彩、フレームが

合わさり、交わると、衝撃的に映像から伝わってくるものが変化することがわかる。

沢尻エリカはそれにふさわしかったのでは。とも思った。

へルタースケルター

大阪ステーションシネマにて
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by yamamoto-archi | 2012-10-04 16:19 | +映画のある日常 | Comments(0)
夢売るふたり
僕の好きな脚本・監督である西川美和作品の“夢売るふたり”を鑑賞

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今回も嘘をテーマにしたストーリー。

途中から、ぐわっと展開が変わって詐欺へと転身していく場面は、

いちいち言葉やセリフでは多くを語らず、映像の間や演技で魅せていくのは

見ものの部分でした。

松たか子・阿部サダヲの夫婦掛け合いも舞台のように展開してのもよかった。

詐欺なのに、ハッピーでもないのに、後味悪くないのも、西川美和監督特有の

人間ってそんなに軟じゃないのよって感じで素晴らしい!

西宮ガーデンズTOHOシネマズにて
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by yamamoto-archi | 2012-09-29 13:16 | +映画のある日常 | Comments(0)
伊丹十三記念館
伊丹十三記念館の予習です。

再訪の予定です。

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「タンポポ」「ミンボーの女」ときて、「マルタイの女」

今でいうと三谷幸喜のシチュエーションコメディにみられるコミカルさと

ウディアレンのような軽快な批評性ですばらしく。おもしろい。

と思ったら、エンドロールに三谷幸喜の名が!

いろんな顔をもつ伊丹十三の映画監督の姿。

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by yamamoto-archi | 2012-09-11 18:55 | +映画のある日常 | Comments(0)
鬼に訊け
鬼に訊け」を鑑賞

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冒頭、大工になる前に、木を知るために、山を知る。山を知るために「土を知れ」

ということで、祖父であり、宮大工の師匠であった常吉棟梁に農学校に入学させられた

というエピソードで、ぐっと魅了される。

そこで、木造建築、伽藍建築の神髄が含まれていると説き、

いやでも自分も含めて建築に携わるものを惹きつけていく。

そこには宮大工の奥義は言葉だけではなく、身体で覚えるもの、技術は盗むものだと

いわれるのが現時代でも仕方ないというのが見て取れる。

ただ、伝承するための宮大工の西岡常一の“言葉”は多彩で、口伝である言葉が

映画の中でも数多く発せられ、そのひとつひとつが、その時理解できなくても、

長い年月をかけて言葉の意味が深く身に染みてわかるものだと感じる。

なにより。“訊く”という文字が、言辺に刃。木との対話、鉋や木組みでの対話、

大工としての対話が、この言葉に見え隠れする。
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by yamamoto-archi | 2012-07-15 09:48 | +映画のある日常 | Comments(0)
MY HOUSE
梅田ブルク7にて坂口恭平原作、堤幸彦監督の「MY HOUSE」鑑賞。

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幸せとは?自由とは?必要なものとは?を問う作品。

坂口恭平は、「0円ハウス」や「独立国家のつくりかた」の著書。

建築とは無関係でない経歴から鑑賞にいたる。

映画はエンターテインメント性が高くなっているが、豊かさとは?

の価値観を破壊されるような感覚になる。

終始モノクロで描かれ、一見幸せな人と不幸な人の対比でストーリーは

すすんでいく。

著書で読んだ本域の大きなテーマとは違うとは思ったが、映画は映画で

楽しめる作品となっている。
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by yamamoto-archi | 2012-06-29 21:16 | +映画のある日常 | Comments(0)
キツツキと雨
『キツツキと雨』鑑賞。

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ゆったり~と進むストーリーは、南極料理人の監督でもある

沖田修一監督ならではっていう感じ。

役所広司演じる、木こりの役がいままでにないギャップだけども

すばらしくはまっている。

キコリと映画監督との掛け合いは最高ですね。

まるで、2つの食材で最高の料理ができたときのよう。

何気ないご飯もおいしそうで腹が減るし、何気ない演技も笑いどころ

満載。

大阪ステーションシティシネマでの初鑑賞。
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by yamamoto-archi | 2012-03-08 18:09 | +映画のある日常 | Comments(0)